本間正人先生の「研修講師塾」に参加してきました

2018年年明け初の研修を受けてきました。1月6日(土)に笑顔のコーチングや近著「生産性マネジャーの教科書」などの書籍、そして時々テレビにも出演されている本間正人先生の「研修講師塾」の受講です。

内容については、以前から参加されている方に聞いても「一度として同じ内容ものはなかった」ということで、ここで詳細に書いてもあまり意味はないと思うので、私が個人的に何を学んできたのかと、そこから考えたことなどを書いてみたいと思います。それでも「中身が気になる」という方に一つ言えるのは「期待したものが得られる」ということでしょう。つまりは何を求めて「研修講師塾」に足を運ぶのか…。それ自体が大事ということです。そして、個人的にはただ本間正人先生が受講生に教えるために「発言」として伝えてくれる内容だけを得るのではなく、その手法、所作も後で考えてみてほしいということと、この「塾」という形で出会う人たちとの交流を意識してほしいと思います。

ワークショップ・コンシェルジュとしての「オススメ」としては、何か人生の「節目」を感じている人はもちろんですが、「自分が何をするべきなのかわからない」という悩みを持つ人、「日々が流れていっている」と感じている、もしくはそれ自体には気づけていないかもしれなければ、何か得たいものはありますか?と聞かれて「特に不足はない」と考えた人にオススメする場です。

私が今回得たことは以下の3つ。言葉の使い方も本間先生の言葉ではなくて、私が受け取って自分なりにまとめたものになっています。
1.「自己紹介」という行為が場に与えるコトについての考察
2.「研修講師」についての考察
3.「グループ学習」についての考察

もちろん3つ以外にもありますが、長くなりそうな気がするので、今回は3つでw

1つ目の「自己紹介」についてですが、そもそも以前からワークショップや場における導入部という位置づけの「自己紹介」の大事さというか、内容については個人的に考えるところがあって、今回参加者30名近い方の自己紹介を聞いてある程度、考えをまとめることができました。

場を持つ人にとって参加者の「期待」というものは、導入時である程度分かっている方が良いと感じているのではないでしょうか?今回の塾でも最初に自分の紹介とこの塾に参加した「目的」を語ってもらう形で始まりました。期待値コントロールという説明を使う人もいらっしゃいますが、この場で得られるものと期待との差を先に明確にすることで、場に集中してもらえるようにするという意味合いもありますが、今回の塾では「期待で構成される」場となっていました。この手法ができる人はかなり限られていると思うので、オススメはしませんが、経験値が高い人とコーチング熟達者は、もしかしたらできるのかもしれない…というのが私の今の段階の考えです。その話はまたいずれ…。

さて、実は私は自己紹介は苦手です。ファシリテーターしているのに何をいったい言っているのだ…と思われるかもしれませんが、基本「人見知り」です。そして、いろいろやっているから…というのを言い訳にして「何かをしている人」という明確なことを伝えられない自分がいます。なので、大概が誰かが話している内容を模して話します。今回の場でも私の先に何人もの人が自己紹介と目的を結びつけて話しているスタイルが基本になっていきましたが、そこで「自己紹介は場に影響を与えている」ということに気づきました。積み重なっていくもの、ブラッシュアップされていくもの、いろんな面で各自が受けとって、消化していく感覚です。が、それとは別にすでに「自分の伝え方」が出来上がっている方もいました。これは明確に「自分」をどう表すのか知っているという意味や、「伝え方」になっていう意味でもすごいとも思いました。その一方で、「この今の場で何を伝えるコトが自己紹介になるのだろう?」という疑問も沸きました。実は自己紹介に対して本間先生がフィードバックを返していて、その風景を見ていてその疑問が思い浮かびました。

その場をどういう場にしたいか…。これは場づくりをする方にとっては大事な1つの「問い」でしょう。私も特に参加者同士が対話をする場の場合、参加者同士がどういう関係性になっているのがよいのか…意識することがあります。

つまり自己紹介には、関係性を作る意味では場に対して自分に興味をもってもらう、知ってもらうということであり、自身に対しては、場に対して自分がどの立場でいようとしているかを伝え、自分が意識して臨むようになるということ、目的を話すことで自分のフォーカスする部分を明確にすること、など大事な要素が含まれていると思えたのでした。本間先生は特に「目的」の部分と「相手に伝わる紹介になっているか」にフィードバックされている様な気もしました。そしてもう一つ、冒頭の方で行われる自己紹介は講師とのその人とのファーストコンタクトでもあるので、そこで講師との関係性も構築されるというのは感じました。自己紹介という行為のデザインで「場」が形作られることもある…。学びは勝手におきるとして、私はここが印象強く学びになりました。

2つ目の「研修講師」についてですが、これは主に参加されていた講師の方から得させてもらったというところが大きいです。まず私の前に自己紹介された方の立ち姿が本当に綺麗でした…。私が次に話すために横にいたので、横から見れたのがよかったのですが、立ち姿も見る人に影響を与えるものだなと思いました。そして声の出し方も凛としていました。他にはプレゼンをする時の「ゆとり」と所作の違い…。ホワイトボードの使い方にも現れていて、教員の方と講師業の方のプレゼンを見せてもらったのは学ぶところ満載でした。これはライトニングトークスで定着してしまった早口と様相で見せるのが身についていた自分にとっては違いがまさに出ていました。自分に足りないのは「自信」であるとも思えましたが…。「プレゼン」「伝え方」というものにもっとフォーカスしていこうと思いました。

それから、少し文脈が違ってしまいますが、今回の流れで私はグループで講師養成というテーマを考える時間があって、そこで「講師」について改めて考えました。講師を養成するということを考えていくと、自分がどういう講師が「良い」と思っているかというのが浮き彫りになりました。そして「講師」は「個人」としての学びと経験と背景によって出来上がっていて、それを活かすのがうれしいことなのだなと感じました。目指す元となる講師の「ism」的な哲学と、講師なる受講者の特性というか個性が発揮される…そんな養成になると良いのだなと。人と人とのオフライン気味な話なので、スケールしづらいなとは感じましたが、そのグループで考えた出したものはスケールしそうな気もしたので、それはまたいつか日の目をみる日がくることを…w

3つ目はその「グループ」での「学習」ですが、これは2つの面で語りたいことがあって、1つは私がやっぱりファシリテーター気質なのだということと、本当にグループのメンバー全員で考えるという場はどうすればよいのだろうというところです。円坐やエンカウンター的な感じもしましたが、この塾でのグループワークでは特にやり方が明示されませんでした。それは参加者に委ねてくれているということもありますが、多様性が高い場においては「カオス上等!」なのだなと。最初に勇気を持って話し始めてくれた方にも感謝だし、今回の自己紹介のやり方影響や本間先生の場所へきているという場への安心感も必要だなと思いながら、ファシリテーションの役割を自分に持とうとするところが「楽」をしてしまっていたなという反省。自己を主張するということが「大変」ということを言い訳にしている自分に気づいたところもあり、またプレゼンを担当することになって、本間先生に指摘された「そんな顔で前に出てこない」という言葉で「苦手」と「弱さを演出している自分」に気付かされました…。
あ、話題が暗くなってしまいましたが、2つ目は、とはいえ隠れファシリテーターとしてファシリテーション・グラフィックという見える化をして「傾聴」していて、時間との戦いになりそうなところでピボットさせるところを見つけて、めずらしく「ぐいっ」と自分の考えをねじ込むということもして、説得と納得を意識した場になっていたなと思えたことはグループ学習での1つのプロセスとしてできそうだと思えたというプラスのことを語りたかったのでした。

今回、何が行われたかについては書かないのに、得たことを書いたので、参加していない人にとっては「???」となったことと思いますが、私の学びの「ふりかえり」としては良いアウトプットになりました。自己満足w

最後に、私が参加した「今回の」本間正人先生の「講師研修塾」について端的に伝えるとしたら「自己を見つけて(見つめて)、伝えるを学ぶ場」という感じです。

もちろん、宿題のように「今後を考える」きっかけにもなりますw

塾の場である意味全てを使って見せてくれた本間正人先生とサポートされていた方々、そしてこの塾への参加のきっかけをくれた本間直人さん、場でご一緒していただいた方々に感謝します。2018年、幸先のよいスタートをきることができました。

【告知】ファシリテーションの学び方:ファシリテーターズ・インタビュー

いよいよ明日(2017/3/15)の19時半より渋谷駅直結な渋谷マークシティ4階のcoin spaceで「ファシリテーションの学び方」というテーマで、様々なファシリテーターを集めて、相互インタビュー的、座談会的に語りあいます。  

 

ファシリテーションは会社の会議や、イベントの進行、ワークショップや研修、まちづくりの場など様々な場で使われるようになりました。しかし、その学び方というと、それぞれの場で違っているので、「ファシリテーション」だけで調べてもいろんなものが出てきて、さまよってしまったりします。そこで、今回はファシリテーターという役割を持って活躍されている人に集まっていただき、それぞれがどうやって学んできたか?を語っていただきたいと思います。

 

ファシリテーターズ・インタビューという形でやってきた各自の知の共有を、今回は「テーマ」で行います。ファシリテーターに興味ある方、自分の現場でファシリテーションを使ってみたいけど、どうやったらいいか、どう学んだらよいかを迷っている方、ぜひ会場にいらしてください。

 

【参加予定のファシリテーター

・高柳謙(ダイアログデザイン):gaoryu  
IT系の勉強会、カンファレンスでの対話の場でファシリテーターとして活動を始め、現在は企業での会議や研修、プロジェクトに対してファシリテーターとして関わっている。  

・真鍋薫子(NPO法人CeFIL/デジタルビジネス・イノベーションセンタ(DBIC) ディレクター)  
NPO法人bondplace 理事  
前職で社内フューチャーセンターの運営に携わり、数多くのワークショップデザインとファシリテーションを実施。興味のある分野は、地域の場づくりとイノベーション。  

・小野奈津美(グラフィックレコーダー)  
グラフィックレコーダーの活動を続けて行くうちに、描くだけではなく場に入ること・関わって行くにはどうしたら良いのか意識が高まり、ファシリテーションの道に進む。ファシリテーショングラフィッカーとして、まちづくりや、議論の場で描くことが増えてきています。  

・八田亜由子(株式会社LASSIC)
(株)フューチャーセッションズ認定イノベーションファシリテーター  
リモートワークなど多様性ある働き方、持続可能な地域社会といったテーマでフューチャーセッションを中心に場づくりを行う。その他、拠点分散開発を行う自社においてコミュニティ活動や人材育成にもファシリテーションを活用しつつ、オンラインファシリテーションの可能性を研究中。  

 

他に、英語学習の場のファシリテーターなどが参加してくれる予定です。  
詳細、申し込みはこちらからお願いします。  
→ http://eventregist.com/e/faciliview  

開催日時:2017/03/16(木) 19:30-21:30  
会場は19時より入場可能ですが、準備の手伝いお願いするかもです。  
開催場所:coin space  
東京都 渋谷区 道玄坂一丁目12番5号 渋谷マークシティ4階 クリエーションスクエア  


eventregist.com

アジャイル・ディスカッション!!に参加してきました

昨夜はちょうとぽっかり予定が空いて、気になっていた(人にはおススメしてた)場に寄らせてもらいました。

agile-discussion.doorkeeper.jp

初のNagatacho GRIDのB1にあるSpace0に潜入になりました!

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(この天井が高い、広々した空間は好きでした!)


イベントの概要にある「アジャイルを実践されている方が増えてきて、色々と四苦八苦して自分自身で進められている方もいるのではないでしょうか?そんな方たちの悩み事や、気になっていることなど、なんでもテーマに挙げて、みんなで、ディスカッションしようというイベントになります。」という通り、発起人側の木村さんからの挨拶後にすぐ参加者が話したい内容を付箋で書いて、投票して今夜の話すテーマを決めていくというものでした。投票では1つではなくて、複数のテーマに絞られて、そのテーマについて話たい人がグループを作ってディスカッションするという流れでした。

私は「良いScrum Masterに持っていてほしい能力」という問いのグループに参加させてもらいました。

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(ビールとピザと模造紙と付箋w)

集まり自体がテーマとディスカッションという目的が明確な場であることで、みなさん安心して話をしていました。グループの中でテーブルファシリテーションというか、ファシリテーターの役割をしてくださる方もいて、グループメンバーは自分の興味のままに、普段の自分のままに、現場の悩みもリアルに話せている場になっていました。Scrumというコンテキストがしっかりとあって、その上での話をしているので、知らない人がいたら、「?」となるのでしょうが、そういうのが少ないのと、「?」となっていたら、参加者全員がファシリテーターみたいな状態になっていたので、ほっとかないw。私はしばらくはこのディスカッションがどっちの方にいくのだろうと、行く末を眺めながら、距離感を測りつつ、付箋にメモを取っては模造紙に公開することをやっていましたが、いい感じに巻き込んでいってもらいました。

面白かったのは、悩みも持つスクラムを始めたばかりの人たちが話しているところに、ある意味「怪物級」なスクラムマスターがふらりと場に寄ってきて、どかどかと持論をぶちまけて、その中から悩み多きスクラムマスターが自分の現場に向く素材を探して拾って帰るような感じの場になっていたことです。OST(オープンスペーステクノロジー)のハチや蝶のような役割かたなと思いながらも、言いたいことを話していく姿が「シン・ゴジラ」のようで楽しかったです。でも、その人たちがさすがなのは、「問い」に対して、自分が答えるために必要な「軸」について質問されていて、その回答から課題のおおよそを理解した上で、ポイントになる経験をポンポンと答えるんですよ。どんだけいろんな場を体験してきたんだよ…って参りました。

最後にそれぞれのグループで話した内容を共有して、そのままその場で余白の時間を好き勝手に使う。この余白時間はすごい大事だし、それがすごくいい場になっていました。少し話をして気になった発言をした人にいろいろ聴いたり、伝えたりできる時間。ネットワーキングというのではなく、全体アスク・ザ・スピーカーみたいな感じで、私もゆるゆると話したい人と話して、場を後にしました。

帰ってから、ディスカッションしたことは「何だったんだろう…」と思って、グラフィックレコード風にまとめてみました。

個人的に響いたのは「チームがスクラムっぽくふるまえるようになってきた時に、これでいいのかな…」と思ってきてという方がいて、それは大事なポイントだなと。後は、コミュニケーション力というかチームに信頼されるとかもありながら、「スクラムイベント」という言葉を使っている人がいたことと、ふりかえりの場ではいろんなやり方があって、その場の状況、スクラムの習熟度、成熟度に合わせて「チーム」に対していろんなやり方をされているという、その「工夫」がしっかりと「人」に向き合っている感じがしていいなぁと思いました。

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次回も開催されるようでしたので、気になる方はこちらをチェック!

アジャイル・ディスカッション!! | Doorkeeper

MPP「英語耳の松澤先生に聴いてみよう」を開催しました。

3月1日(水)夜に自分が事務局をしている英語が苦手な人たちが英語をしゃべれるようになりたいという思いで集まっているMajide Perapera Project(略してMPP)での英語学習勉強会を開催しました。 

mpp.connpass.


今回のご講演いただいた松澤先生とは別の集まりで英語耳の学習をされていた時に私が受講させてもらい、発音の学習をした結果、ヒアリングが上がるというのを実感させてもらえたすごい先生という印象でしたが、その頃すでに始めていた英語が苦手な人たちの勉強会をしていることを先生に伝えたところ、興味を持っていただき、年に数回、講演をしていただいていました。

 

いつも、先生のスクールの期が始まる前に体験させていただき、自分の学習に合うと判断した参加者の方が実際に先生のスクールに参加することもできるという「イベントの後の学習の流れ」ができているコンテンツの1つです。今回も春から始まる新講座の「フォニックス入門」の内容を実際に説明していただきました。

その説明の前に、参加者一人一人の英語に対する考えや、学習についての話を自己紹介としてしてもらい、その内容から松澤先生が学習についてのアドバイスや、考え方について説明をしてくださいました。英語学習のひとつのポイントは「目的意識」で、学習のモチベーションが薄れてしまったりした時に、どれだけ早く再開できるか、つまりは学習の周期を作ることができるかが大事なのだと受け取りました。


フォニックス」については実際に発音しながら、1つ1つの法則について説明していただきましたが、そもそもフォニックスがアメリカの10歳までくらいの子供がお母さんに教えてもらうものだということと、そもそもの単語の意味を知っていないと効果が薄いという話も聞きました。英語においては、発音できないと聞き取れないという英語耳の考え方や、今回のフォニックスがどう学習のプロセスになっているのかまで説明してくださるのが松澤先生の講演の良い点の1つだと思いますが、学び方、学習の理論が明確で、しかもアメリカ人が母国語として学ぶのと、日本人が第二外国語として学ぶことの違いであったり、母国語を習得するように学習するには…というような話もしてくださるので、納得度の高い講演です。先生の愛用の歯科医用の歯の模型による舌の位置の実演もいつもながらわかりやすく、みんなつられて発音していました。

 

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講演の後は、MPP特有のその学習方法について、参加者同士2、3人でのグループで、自分の学習にどう使えそうかを話し合ってもらい、先生に質問やフィードバックを返していく時間になりました。「辞書」の英和、英英の使い分けについての質問や、母音についての質問、そもそもの学習への興味をどうもつかなどの質問も飛び出し、先生がしっかりと回答されていました。最後のフィードバックは名刺大のカードに参加者一人一人が先生に向けて書いて渡すという感じで終わりました。

いつもならば、そこで自分の明日からの学習について考えて書いて宣言カードとして持ち歩いてもらうということをしていたのですが、この日は時間の都合で先生へのフィードバックのみで終わりました。

英語が苦手な人が、英語を学んで話せるようになる…。なかなかそう簡単にはいかないのですが、苦手な人が苦手なりに英語に定期的に接していられることは、このMPPの存在意義の1つでもあると思えました。

 

最後に、松澤先生、参加者、そして会場をかしていただいた株式会社フレクトさまに感謝します。ありがとうございました。

 

Civic Tech Live!に参加してきました。

先日(2/24)、Civic Techのイベントに参加してきました。

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「働き方」は本当に多様になってきて、自分の学生の頃の「いい大学入って、いい会社に入る」というレールのような画一の流れは、ほぼなくなってきました。もちろん、大きな企業に入ってできることはあって、そこを担っている方々のすごさも知ってはいるのですが、自分にシゴトの中で何ができるのか…企業の中で何が成せるのかを考えて働きだすことが大事だと感じられました。

 

最初にCode for Japanの関さんから組織を越えた働き方をするということについて、考え方や、今日のスピーカーについての話がありました。「つなぐ」役割を担う人、仕組みの存在が「越境」を起こしているという風に受け取りました。

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スピーカー1人目は阿修羅なフリーターの高山さんのストーリーテリング。複数の仕事(キャリア)をこなされていて、フリーランスが働く上での大事なポイントについて語ってくださいました。始めたことに対して、長いスパンで見ることが大事で、成果がなかなか出ない時もじっと我慢しながら進めていくという話は共感で、「悩むこと自体、楽しむ」というところは、マインドとして必要だなと思いました。結論としての「新しい〇〇によって、シナジーが生まれることへの喜び」は実行してきた人の言葉として重さを持っていました。

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2人目は、企業間レンタル移籍のプラットフォームを運営されている[LoneDEAL]の原田さん。人材の流動化を引き起こす仕組みに「大企業」から「ベンチャー」への移籍を研修として実施する仕組みを提供されているとのこと。Code for Japanさんの「コーポレートフェローシップ」に近い話でもありましたが、大企業の中では作りにくいベンチャーの企業の持つ「環境」「感情」の中で働けるというのが、ロールプレイでもなく、ヴァーチャルでもなく、一緒に働くことでその人の血肉になるのはすごいなと。聴いていて、以前ピクシブさんも独自に提携して企業インターン制の仕組みをされていたのを思い出しましたが、転職というものには少なからずリスクがあるとすれば、お互いのメリットとしての「レンタル移籍」は大企業の懐の深さを見せることにもなるので、よい考えだなと思いました。

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3人目は実際に行政にフェローとして働いた経験を持つよしながさんのお話。「人生のタイミング」という感じを受けた話でしたが、人との出会いや、お誘いに対して行動してきた人の物語で、Code for ブリゲードの存在と、「気づくことができた自治体」の見事な連携だなと感じました。別のところで「自治体に気づかせる」のは大変だからあきらめた…という話を聞いたばかりだったので、「気づける」「行動できる」行政の違いはこれからもでてくるだろうなと。働きに行った場所が「第二の故郷になる」…。こんなに素晴らしいことはなかなかないのかなと。そこにはリアルな触れ合いから生まれるものもあるでしょうし、ライフステージに合わせた働き方でもあるし、ある時には「流される」感覚に身を任せてみるのも大事なのかなと思いました。

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後半はフィッシュボール形式でのディスカッションでしたが、そこでは参加者の方々の自分目線の質問や理論、経験が出てきて良い議論の場になっていました。「ライスワーク(食べるための仕事)」「ライフワーク(使命感な仕事)」は今まで知っていましたが、「ライクワーク(ワクワクする仕事、やってみたい仕事)」というのは初めて知りましたし、この3つのワークをぐるぐるすることで、いつかは、全部一緒になっていく感じは「アリ」だなと思いました。Joy,incという本を先日買っていたのですが、「仕事、楽しいか?」という問いかけだけで良いって思えました。もちろん、そこまでの流れがあってのことなのですけど。

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初参加でしたが、ゆるい場というのも大事な[Civic Tech Live!]は、非常に有意義で楽しい時間でした。次の開催もキャッチしていきたいと思います。

 

※画像はグラフィックレコード的にメモしたものです。こちらの描き方に興味を持たれて質問も受けたので、

【3月】ファシリテーショングラフィック・ワークショップ

もやってます。と答えておきました。ステマ

株式会社アトラクタ主催のスクラムトレーニングに参加してきました。

昨日(2017/2/22)、 株式会社アトラクタ主催のスクラムトレーニング(SCRUM BOOT CAMP)に参加してきました。私自身、初の「スクラム」に関する研修でした。

 

学びってこういうものだ…という感じのワークあり、講義あり、活発な自分事の質疑応答ありで充実した時間でした。確実に「教えたい」から「学んでもらう」にシフトしている感じを受けたのと、受講生が受け取り方を間違わないように(という意図に勝手に受け取りましたが)3人の講師がそれぞれの言葉で言い換えや補足をされていたのが印象的でした。

講師の方々が現役で現場にあたられているのが説明にリアルさを出しているのも納得度が高い理由でしょうね。

メモはプロダクトバックログというものについての話の時にグラレコしたものです。何のために、どういう場(会議など)で使われるのかなど分かりました。

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また、スクラムマスターという役割についても、受講しながら考えてグラフィックレコード的にしてみました。3つあるのは、話を聴いていて、書き換えていったので、その過程もお見せしたいなと。

 

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↑(1枚目:かなりごちゃごちゃしてます。まだまだ整理がついていなかったんです。)

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↑(2枚目:大枠で構造化できてきてます。登場人物と「流れ」を中心に描いてます。)

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↑(3枚目:大枠はそのまま引き継いで、今度はスクラムマスターを中心に描いています。)

聴いた話のタイミングと、ちょっとずつフォーカスしている内容が違うので、違っているというのもあるんですが、自分の理解のために付帯する情報を書き込んでいったら、だいたいどれも同じ感じになったという事例です。(あくまで私のメモのため、見方によっては「それは違う」という風に見えるのもあるんですが、その辺はご容赦ください。)

 

ちょっと、セミナー後にまたイベント参加が待っていたので、すぐに会場を後にしてしまったのですが、残った方々がいろいろ話をしていて、後ろ髪惹かれながら場を後にしました。 ただ、別件でも別のアジャイルコーチな方にあったので、学んだことを言葉にさせてもらって、肉付けしてもらえたのがよかったです。その方からは「スクラムマスターを3行で言うとなんですかねぇ?」という問いをもらって、話していきました。この他の人に話していったりと学びが続く感じというか、アジャイルスクラムのコーチな方々が対応してくれる「基礎、ベースの一貫性」はすごい領域だなと思いました。

 

※同じ研修を受けた方が書いたブログもありました。参考になりましたので、こちらも。

nabemasat.hatenablog.com

フリーランスになってコワーキングスペースの良さを再確認した話

今回のブログは2016年アドベントカレンダーコワーキングスペース」の2日目となります。

www.adventar.org

 

2015年からフリーランスで働いていますが、世に言われるように自宅での仕事というのはしっかり環境(書斎とか?)を用意していないと、生活に流される感があり、仕事をする時はコワーキングスペースを利用させてもらっています。特に固定のコワーキングスペースに所属しているわけではなく、主にドロップインでの利用にしています。自分の仕事上、いろんなクライアント先に行くことが多いので、クライアント先のそばにコワーキングスペースがないかをチェックするのが、最近のワークスタイルになっているくらいです。

良さ1:コワーキングスペースは使い方が選べる

主にドロップインでとは言いましたが、一時期、長期の研修を担当した時はコワーキングスペースを月契約したこともありました。またドロップインでも、短時間での料金を定めてくれているところもあり、打ち合わせと打ち合わせの時間調整にカフェで、というよりはコワーキングスペースがあれば、そっちを使うというのが楽になりました。時間で料金が区切られていれば、そこでの作業のメリハリにもなりますしね。クライアントさんとの打ち合わせにも使わてもらっていて、クライアントさんの分はこっちが払うとかもできるので、安心して呼べます。

良さ2:コワーキングスペースは心の安心がある

実はこうみえて小心ものなので、カフェなどですと電源使っていいかどうかとか、クライアントと話をしていて、周りに声がうるさく感じるお客さんとかいないかな…とか思ったりしますが、コワーキングスペースだと「場としての」やっていいこと(サービスと言いますがw)が明確に明示してもらってるので、心安らかに使えます。また多くのコワーキングスペースがオーナーの方や受付、カタリストなど利用者との接点をちゃんと持ってくれるので、こちらの用途を伝えたりして、相談できるのもいい点ですね。貸し会議室とかになるともっとビジネスライクになるので、そのあたりの違いもありそうです。もちろん、クライアントさんとの打ち合わせに使おう思う場合は、事前に雰囲気のチェックはします。コワーキングスペースの中でも個人作業にフォーカスしているような特徴を持っているところがあり、そういう場所ではお互いにやりづらいので、やめた方がいいでしょうし、構造上、いろんな利用者が一緒のテーブルでワイワイできるところは逆にクライアントさんが面食らうので、そのあたりは良し悪しです。w

良さ3:コワーキングスペースには利用者のほどよい距離感がある

実はこうみえて小心ものなので(大事なことなので2回書くw)すが、そうはいってもずっと一人も寂しいし、実は他の利用者の方々がワイワイとやっている声を聴きながら自分の仕事をするのも好きです。時々、イベント(勉強会・対談)でもコワーキングスペースを使わせてもらいますが、完全クローズでもなく、完全オープンでもない状態で、おそらくは他の利用者の方が聞いていらっしゃるだろうなぁというのも私は好きです。まれにそのまま寄ってきくれる方もいますし。w

 

良さ4:コワーキングスペースの活用が進んできた

企業さんの中にはコワーキングスペースを有するところもできていて、そういうところで仕事させてもらうこともあります。四角四面の会議室とは違う味を持つ場所。もちろんそういうクリエイティブなオフィスを持つところも増えていますが、良さ3でもいいましたが、「距離感」をしっかりと意識できている企業内コワーキングスペースは相乗効果を生んでいると思います。半オープン性は、ある程度の緊張感を生み出すので、だらっとしないというポイントがあると考えています。

 

と、長くなってきたので、今回はこのあたりで。長くなりすぎるとランチタイムに書きあがらなくて、夜中に…で、うっかりUPが間に合わないとかにもなりかねないので。(笑)

 

これからもコワーキングスペースがコミュニティ的な心持ちで「在る」ことを望みながら…。