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【書評】スティーブン・ジョブズ 驚異のプレゼン

本との出会いはいろいろあります。「一目ぼれ(書店)」「お見合い(検索)」「結婚相談所(紹介)」「片想い(高くて買えない)w」。今回は「結婚相談所」ということで、紹介されて読みました。


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則


プレゼンテーションについての本なのですが、今回薦めてくれた方は、個人のブランディングとして薦めてくれて、「自分を商品に見立てて」読みました。本書では、ジョブズ氏のプレゼンの創り方について説明している章(この本では「幕」ですが)に、商品(自分)をどうとらえて他人に紹介するのかという視点について書かれていて、確かにブランディングの本として読むことができました。


本書はお芝居に見立てた3幕で構成されていて、間に「幕間」もあったりと、しっかりと芝居の形式になっています。内容についてはジョブズ氏の行ったプレゼンテーションについて分析している形で、解説には著者の洞察と、他分野の解説本からの情報による裏付けもされていて、分かり易かったです。3幕目は完全にプレゼンテーションについての話になるのでブランディングと結びつけるのは難しいのですが、純粋に自分をプレゼンする時にどうやるのかという観点で読むとプレゼンそのものが自分のブランドとして使えるという気もしました。

内容とはちょっと違いますが、面白かったこと
翻訳本なので、英語と日本語の違いについての注釈が面白く、そこは日本人が考える余地があるので、さらに発展させられそうというワクワク感がありました。*1


内容については詳しく書きませんが、気になったキーワードをいくつか。
※このキーワードにビビッと来た方は一読されることをお薦めします。w

  1. 本当に売り込むのは何だろう?
  2. ジョブズが売るのはコンピュータではなく体験である
  3. 世界を変えたヘッドライン
  4. ジャーゴンをまぎれ込ませない
  5. 心のポスト・イット

そしてYouTubeのおかげですが、その解説されているプレゼンを観ることができるというのが本書の最大の売りかもしれません。


最後に、本編とは別に巻末の訳者:井口耕二氏の「訳者あとがき」は本編よりも先に読むといいことと、「解説」の外村仁氏の部分は本編の後に必ず読んだ方がいいことを書き残しておきます。

*1:P89の「英語と日本語の違い」