「小さくても一歩」の前にやったこと

『行動を起こす』それはなんなのか、身を持って感じてみました。そんな体験な話。

今まで主催側の一員として、勉強会を開いたり、イベントを開催したり、集まりに誘ったりして、その中でダイアログファシリテーターとして、参加者の『NEXT STEP』がどうしたら喚起できるのか、『そこから始まる』のかを考えてデザインしてきました。

その場では熱く語れても、仕事場に帰ると熱は徐々に奪われて行く。それを一般的には『日常に戻る』と称する。

以前、KDIの野村さんとセッションをご一緒させて頂いた時に、野村さんは勉強会などに出ている時のクリエイティブな状態が日常で、仕事場が熱が奪われていく異常な状態だと考えられないか。人はもっと普通にクリエイティブに日常を生きてよいのではないかと言う話しをされていました。

特別な日を普通な日へ。その日だけの関係性を、日常にある関係性へ。だから場に参加してくれた方々へのダイアログの最後の問いに『再会の日』を決めてもらったり、メアド、Twitter-IDの交換をしてみたり。つながるための仕掛けを考えてみたりした。宣言をしてもらったり。。。でも、それは私の意図であり、参加者の変化ではない。

2011年4月6日に日本財団さんの場所をお借りしての「Japan Dialog」のイベントがありました。そのイベントでは久しぶりに参加者として場に居ました。そこで人と出逢い、気持ちや想いを話し、名刺を交換。熱い気持ちになり、帰り道も語りながら歩きました。

実はこの日は、スピーカーの人が多かったせいもありますが、参加者間のダイアログは少なめで、もっと話したいという想いを持ったまま帰宅。家に帰り、ああ、今日もいい集まりに参加できたなぁ、さて、明日の仕事の準備するかぁ。。。と、翌日を迎える準備の途中で気付く。自分は、帰宅したこの感覚の時に、知り合った人とつながりましょう、メールしましょうと促しているんだと。

というわけで、参加者として動いてみることに。

結論から言うと、他人と関係性を築くためのパワーは結構かかる。

実際に挨拶文を書き、送信ボタンを押すのには予想以上にパワーが必要なことを知る。ただ出逢って、別れるのではなく、その先も続く関係性を築くためのメール。特にバックボーンを共有せずにテーマについて話した人と、どうつながれるのかも分からずに出すメールは、すごく形骸的な挨拶メールが出来上がる。(^_^;)

その人と共に居た状況、交わした話を思い出しながら書けるのは2行程度で、後は申し訳ないが、コピペとなる。

こんなんでいいのか?と思いながら送信。

そしと、返信を待つ間が更に自分との闘いになりパワーが削られる。返信がないのは、変な人と思われて困らせたか?とか、メールアドレスが間違ったか?とか、名前を書き間違ったか?とか、コピペが、ばれたか?など様々に余計なことを想像する。

果たして返ってくるメールはというと、これもまた様々で、メールという文字の集まりが、更に自分勝手なフィードバックを発生させて、熱量を容赦なく奪う。

今回のメールは実は2種類だしました。一つは、2つあったダイアログの時間の前半、つまりスピーカーの話を聴く前に話をした人用。もう一つは、スピーカーの話しを聴いた後で言葉を交わした人用。

違いは、会うための日程調整サイト案内の有無。今から思うと、挨拶メールで日程調整は返信意欲へのハードルが高すぎたなと反省していますが。。。

結果として、嬉しいことにメールした全ての人から参加表明の返事。そこで日程を調整して、再会の場所を探す作業に移りました。

この時点で必要なのは、熱いPassionというよりは、裏方力。裏方力には自信があるので、いろいろ考えて、知り合いが店長をしている「ものぐさや」に決定。実はここでひとつミスがあり、禁煙、喫煙を意識できてなかったです。お店ついてから気付きました。

もし、この話しを参考にされる方がいたら、食材(アレルギーなど)と、喫煙は参加予定者に事前に確認できるといいですね。女性の参加者のを考慮すると、座敷も避けるか、座敷であることを事前にアナウンスしましょう。

と、日程と見せを決めた時点で、ちょっとアクシデントと言うか、参加予定者に変更があり、私を入れて2人になってしまいました。4人くらいにはしたいなぁと、急遽、つながった方に呼びかけをお願いしました。更に、j_dialog のハッシュタグを付けて、Twitterで告知。

結果、3名に。参加してお二人には本当に感謝。。。。
そして、いよいよ当日。自分でも予測がつかない新しいつながりへ。。。

次回、行動が生み出した場について書きます。今宵はここまで。


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【ワークショップ告知】

 『社内でダイアログ(対話)を始める。【勉強会編】』
 ・日程:2011年05月13日(金)19時30分〜
 ・場所:株式会社ジー・ブーン 会議室(JR秋葉原駅 徒歩5分)
     東京都千代田区神田須田町2-19 野村第3ビル 6F
 ・詳細:http://kokucheese.com/event/index/10144/