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考えるオトナになるためのTOC講座をファシリテートしてみて

とある縁で、TOC(制約理論)で有名な岸良裕司さんによる「考える大人になるためのTOC講座」のファシリテーターをやらせていただきました。
講座詳細:「考えるオトナになるためのTOC講座・ふたたび」

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!


今回は、主軸が岸良さんの講演ということで、場づくりのコンセプトは、1人対多数な場で1人に対して集中できる「場」という感じで考えました。また、学びに来ていただく参加者の方の「理解度」が深まる場つくりと、参加者同士の交流も生まれる場にしようと考えて、他のメンバーの人たちと検討していきました。講座の構成や流れなどはメンバー全員で検討した内容で、私は当日のファシリテーションを担当したというだけですが、ファシリテートした内容を分かりやすくするために、構成についても書かせていただいています。

岸良さんのお話については、以下のつぶやき一覧を参考にしていただくとして、場作りのポイントをご紹介します。
当日のつぶやきまとめ:http://togetter.com/li/140581


今回は全体を3つのセッションに分けました。

1.岸良さんの講演
2.講演について理解を深める場
3.TOCという全体に対して聴く場

1つのセッションは50分程度を目途に構築しましたが、全てのセッションで岸良さんにフルに活躍していただく場としましたので、おそらく相当お疲れになったと思います。細かくは岸良さんと打ち合わせしていなかったので、ここまで酷使されるとは思っていらしゃらなかったのではないかと思います。最後まで真摯にお付き合いいただいて本当に感謝です。かなり無茶なオペレーションと仕組みに対応してくれたメンバーの方々と、参加者の方々にも感謝します。


各セッションについてのファシリテーションとしてのポイントは、

第1セッション:岸良さんの講演
これはもうどんな形で用意しても岸良さんの力でどうにでもなるだろうと思いましたので、参加者の方に楽しんで学べる場だと思っていただける状態することだけを考えて作りを行いました。具体的には、今回は今まで来たことがない人が大勢くることがわかっていましたので、メンバーと参加者がわかりやすいように名札の色を変えました。また、講演前の時間を利用した「指示書」による参加者同士の交流。これ自体は、この時間だけ仲良くなってほしいというわけではなく、講演者の方が話を始めやすい雰囲気を創るコトと、第2セッションでのグループワークへの導入的な役割を意識して作りました。「指示書」は参加者の方には少し強引すぎた感じもしましたが、嫌がらずに実践していただいて感謝です。



第2セッション:講演について理解を深める場
今回の講演はTOCというそのままの講演ではなく、子どもの教育のためであったり、また初めてこの内容で聴く参加者が多いだろうという予測の元、「今日の講演内容」にフォーカスを絞る仕組みを考えました。かなり挑戦的な試みではありましたが、聴いた内容からLT(ライトニングトークス)をその場で作って発表するというのが1つ目の試み。結果としてLTトーカーをかなり苦しめることになりはしましたが、その後のグループワークへのアイスブレイクになっていたことと、人が聞いて理解した内容を共有してもらうのは、いろんな視点から考えるのには有効だったと思います。LTトーカー(@tmtknchr さん、@homata さん、@Qooh0 さん)、いきなりドラ娘をお願いした@yotii23 さんに感謝。LTの後は、講演についての質問タイム。予定としては講演中に書いてもらった付箋を集めて、主催の@ymkz303 さんが、付箋の中から岸良さんに質問するというものでしたが、講演中に付箋に書くというのは、いきなりは難しかったようなので、急きょ変更してグループダイアログ後に各グループで1つの質問を出してもらうというものにしました。これはもとからグループでの対話が可能なようにテーブルと椅子の配置は考慮していたコトと、急きょの質問付箋のグルーピング(KJ法)を短時間で行ってくれたメンバーに感謝ですね。そして、その様式をまったく打ち合わせてもなかったのにすばらしい時間にしてくれた岸良さんと、参加者の方々にも感謝。そして裏ではこの時間に飲み物と食べ物を手配してくれたメンバーもいて、そこは細かく段取りが決まっていたわけではなく、自己組織化された個々の判断、行動によって成り立っていたことを参加者の方にちょっとだけお伝えしておきたかったり・・。ww


第3セッション:TOCという全体に対して聴く場
これは1度だけ行った岸良さんとの対面での打ち合わせの時に、岸良さんからTOCについてのどんな質問も受けて立つ!という居合わせた我々メンバーすべてを惚れさせた一言から構想が始まったものです。結果としては、かなり個人的でわがままな場作りをさせていただいたと思っています。コンセプトはずばり「白熱教室風」です。ww 岸良さんを中心に参加者全員を半円型に椅子だけで集まっていただき、マイクは使わずに生声だけで行うという場。挑戦的ではありましたが、1点集中で参加者の集中力はすごい状況になっていたと思います。周りから見ていただけなので、参加者の方のフィードバックは欲しいところですが・・・。この場では反省点でもあり、こだわった点でもあるのは、この場に存在する人はすべて岸良さんとの会話だけを意識するということで、周りで他のことを話す人に注意を促すという強い姿勢を見せてしまい、ここはう〜むとやりながら悩みました。そしてわかったことは、集中すればするほど、30分くらいで参加者全員が「話したい」という状況になっていたようだったと場を見て思ったことを記載しておきます。もし、このやり方を利用される方は、30分くらいで一度5分間の2人組みでの対話を入れるか、いっそそこから上がっていた質問毎にグループ分けしてグループダイアログをしてもらって、それを講演者(この日の場合は岸良さん)に見て回ってもらうというのが良いと思います。


そして、クロージング。ここはもう何もしてません。参加者の方、メンバー、岸良さん、それぞれがいろんなことを得て、またいろんな想いをもって帰ってくれたと信じます。

以上、クロージング後の片付けには全く参加できないくらいに疲弊した準備時間含めて4時間程度の流れでした。
ご参考になれば幸いです。

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【告知】【社内で対話の場を作る為のワークショップ】
日時:2011年06月10日(金)19時半〜22時
場所:株式会社ジー・ブーン 会議室(JR秋葉原駅)
内容:社内という環境でダイアログの場作りをファシリテーションの立場でお話します。
座学とワークショップでみなさんに体感していただきます。
詳細&申込:http://kokucheese.com/event/index/11394/