MTI×DevLOVEコラボ勉強会でダイアログファシリテーターしてきました

2011年6月2日の夜は初台はオペラシティにあるMTIさんで、DevLOVEコラボ企画を行ってきました。

タイトルは「MTI×DevLOVE 「天下一自慢大会 〜見せる!モバイル開発の情熱〜」、「モバイル業界リーダーの、熱い魂の叫びを聞け!」。http://kokucheese.com/event/index/8870/


構成は講演→ライトニングトーク→ダイアログ。というDevLOVEスタイルの1つとも言える構成。講演者の方の内容は以下のtogeter参照ということで割愛。w
http://togetter.com/li/143623

というわけで、今回もダイアログファシリテーターとしての視点で書きます。


今回はDevLOVEからの参加者の他に、コラボ先のMTIさんの社員が半分以上占めるという予定でしたので、ダイアログに触れたことがない人が多いと想定してい場作りを考えました。名札と指示書とお菓子と前説+トーキングオブジェクトを事前に配置して音楽も流しておくという自分のファシリテートの中では最強のおもてなしレベルで始めました。


机と椅子の配置も参加者の距離を物理的にも近づけるために、2つの机をくっつけて1つの島を作るのではなく、1つの机で両側に椅子を配置しました。*これはスペース的な問題もあったのですが、自分が配置を担当する時のスタンダードになってきた感じもします。MTIさんの勉強会で利用させていただいた場所はカフェラウンジもつなげることができる素敵な場所で、かなり満足度の高い「場」の準備ができたと思っています。ソファ席とかできましたから。w


ダイアログのための仕掛けの1つは、名札の裏をワールドシフトのロゴにも採用されている「シフトする図」を利用して、今回のテーマでもある「自慢」にからめてまずは参加者のプチ自慢を書いてもらいました。


ちなみにダイアログのテーマについては、今回は講演内容について事前に把握できなかったことと、コラボということで参加者の状況(感覚)が予想しづらかったので、講演の時間中に流れを見つつ考えていくことにしていました。テーマを考える上で大事なことは1つ。「ダイアログになること」。当り前なのですが、個人の発言が一方通行で交わらないというのは、ダイアログのテーマとしては難しいところがあります。それぞれが発表して終了。。ではもったいないですよね。「ダイアログになること」というのはどういうことなのかはまたの機会に触れるとして、今回は流れを見てもいろいろあって、ぎりぎりまで悩みましたが、LTの内容と、LTまで残った参加者の状態を見て、ほぼ最初の講演後に考えたテーマで行くことにしました。


というわけで、ダイアログの時間は「プチ自慢大会」から始めました。少し気持ちに勢いをつけたいということで、アイスブレイクを混ぜながら、全員立って自慢をしてもらいました。自慢後に第1テーマ「自慢を誇りに変える」でさっそくダイアログ開始。私自身が持っている自慢という言葉の感覚についてと誇りということへの感覚を参加者に伝えるという補足はしましたが、後はグループに委ねました。プチ自慢大会で「認知」が行われた影響か、1つのグループを除いておおむねいい感じだったとみています。そのグループについてもしっかり把握はしなかったので、もしかしたらいい感じのダイアログができていたのかもしれませんが、着席の場所について今回はあまり強くは指示しなかったので、同じ会社の知り合い同士で座ってしまった感もあり、安心の場になるには時間が足りなかったかなという感じです。


第2テーマは第1テーマを受けて「本当に誇りたいことは何ですか?」というもの。ここでの仕掛けはグループの中に真剣な話も受け止めてもらえるという信頼が出来上がっていることをちゃんと伝えることでした。この場合は、「普段会う人たちでない」というバックボーンを意識しない関係性を活かした「場」を構築しました。もちろん、同じ部署同士の人もいたかもしれませんが、グループの人全員が同じ部署というのはなかったと思われますので、有効な関係性だったと判断しています。


ダイアログの結果は、個々の参加者のものなので私がどうこういう話ではありません。というわけで、最後にワールドシフトのシフト後の欄に本当に誇りたいことを個人個人で書いてもらって終了。


「またコラボしたいですね。」というありがたいお言葉をいただき、その場を終えました。コラボの話を持ってきてくれた方と、講演を引き受けてくれた方々、そして当日の場作りを手伝ってくれたMTIの新人の皆様に感謝。そして、場を支えてくれたDevLOVEの方から来たメンバーと参加者にも感謝。