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テーブルファシリテーション(前編)

テーブルファシリテーションとは、グループワークなどを行う時の1つのグループ内で行うファシリテーションのことを指す私の造語です。

多くのワークショップでは、そのワークショップ全体をファシリテートするファシリテーター、サブとしてのコファシリテーターという役割は存在していますが、グループワークを行う際には、各グループ毎にファシリテーションがあるとよりいい場になります。

もちろん場を提供している側が各グループ(テーブル)にファシリテーターを用意するということも可能ですが、ここでは参加者の方がファシリテーションを活用してグループを活性促進させるという部分で考えています。「え?参加している自分がファシリテーションしなければならないの?」という考え方もあるかもしれませんが、そもそもファシリテーションは提供されるものという原則も特にはなく、これだけファシリテーションという考え方や手法が紹介されていたり、知っていたりする環境では、使わない方がもったいないという話です。

ファシリテーターをすると、自分の意見が言えなくなる」ということもよく聞く話ですが、話したりできる関係性もつくらずにグループワークをしても、表面的なことしか起こせないことになるので、参加者としてもったいないだけなのではないかと・・・。私がテーブルファシリテーションを行っている時は、ただ参加者として自分を振りまわしているよりも、むしろグループ全体に意識を向けて場にいるので、時に自分の考えも整理されて、いい言葉を言えたりすることもあります。ただし、自分が言いたいと思った事柄ができてしまうと、その思っている部分がロックとなって、それ以降の会話が頭に入ってこないなどもあるので、気がかりができたら、それ自体を発言してしまうか、その考えをメモとして頭から出しきってしまうのがオススメです。

テーブルファシリテーションは、現時点では有効だと思っていますが、定期的な場であったり、これからファシリテーションが普通のことになってきたら、ある意味参加者全員がファシリテーターとなるので、必要なくなるものだと考えています。自論としては、グループワークの中で起こったことは、グループの中でしか対応できません。主催のファシリテーターが介入することはできますが、それこそ「やらされ感」がでてしまうことでしょう。

参加者はその場がたとえ、会社からの命令で来ている場合だとしても、楽しんだり、納得してみたり、知識を得たみたりと場へのかかわりは「選択」できるのですから・・・。

後編では、テーブルファシリテーションの意識することや、少しですが具体的な対応、スキルのようなものの説明をします。