「ピクト図解×ビジネスモデルキャンバス 」勉強会に参加してきました

テーブルファシリテーションの後編を早く書き上げようと思いつつ、久しぶりに社外の勉強会に参加したブログを書こうと思います。3月27日に、ビジネスモデルキャンバスを主なテーマにしているBMG-Worksという集まりが主催の「ピクト図解×ビジネスモデルキャンバス 」という勉強会に参加してきました。

 

この勉強会の内容については、他の方がレポートをあげられている*1*2ので、私は自分の視点で書きたかったことだけ書かせてもらいます。(^^;

 

「×」の大事さ

1つのものを見る(考える)のに、別の視点を持つツールや手法で行えたのがよかったです。事前に講演者の方々で検討もされたようで、ビジネスモデルキャンパスの特徴的な流れをピクト図解にはどう描かれているかなど、両者をより融合した視点で説明してくださいました。「ビジネスモデルキャンバスは顧客の視点で価値について論じるモデルだけれども、経営(カネ)の視点が弱い。ピクト図解でこれを補うという考え方」というのもあったようで(実は私は遅刻したので冒頭の説明聴けてなくて・・)「補完」を考えるのには、ちゃんとお互いを考えなければならないでしょうから、講演者の方々に感謝ですね。場の中では時間の都合上語られませんでしたが、融合という意味では、あるものごとを考える時に最初にビジネスモデルキャンバスを描き、次にビジネスモデルキャンバスで補足と確認をしながらピクト図解を書き起こして、そこにピクト図解のパターンによるビジネスの追加、発展、それからアイデア出しという発想的なダイアログを行って、最後に今度はピクト図解からビジネスモデルキャンパスへの落とし込み。という流れを思い描きました。ピクト図解からビジネスモデルキャンバスへの落とし込みには「変換におけるコンフリクト」みたいなものが起きそうだな・・とか勝手に思いました。w

 

ファシリテーター的な観点でグループワークで起きたことを考えみた

 この勉強会ではとある事業についてビジネスモデルキャンバスからピクト図解に落とし込んで、そこにピクト図解のパターンで新しい事業を考えてみるというワークがあったのですが、新事業のアイデア出しにピクト図解のパターン図を見ながら話したら盛り上がったのは、ピクト図解というものが持つ「可視性」という部分と、「共有力(その図を見て、パッと見で同じような思考を各自にトレースさせる力)」が強いツールであることを表していて、ビジネスキャンバスモデルを見ながら話す場合を考えると、しっかりとしたフォーマットに「文字」という組み合わせで、パッと見の共有力が弱いので「パターン」の見せ方には向いていないということに気付きました。つまりは違う内容のことを書いても、見た目的には四角い枠に文字という同じ見た目なので、「比較」にはなりづらいんだなと。(2つのビジネスモデルキャンバスをじっくり眺めながら熟考を語り合うのは、それはそれで深い対話ができると思いますけど・・。)あ、対話が盛り上がる分、ファシリテーターがいないと発散傾向と、人の持つ「背景」「暗黙知」からくる共有できない部分の勢いが強くでちゃうとも思いました。そう言う意味では、3つめの「×」が必要なのかもしれませんね。自分ならファシリテーショングラフィックと言いたくなっちゃいますがw。

 

懇親会は何か生み出すか?というよりもお互いに楽しい時間だといいな 

「ま、酔っ払いはファシリテートできないから、好きにやりましょう!」というところですが、この日は、なんとなく消化不良があったので、ついいつもの人たちと勉強会の続きみたいな場(雰囲気)を作っちゃいました。他のところのが聞こえ漏れてくる感じでは、今日のテーマに関する事もありましたが、基本的には「人」が話題になりますね。その人の勤める企業の話とか、その人が書いた本*3の話とか。w

 

と、いろいろ思ったことをオチなく書き散らかしてしまいましたが、気付きの多い、いい時間を過ごさせてもらいました。スタッフ、講演者の方々に感謝です。