石巻フューチャーセンターこはくでKUMIKIしてきました

前日の仙台でのIT関連イベントからそのまま仙台で一泊して、翌2013-07-14(日)に石巻に向かいました。

 

参加したのは石巻にあるフューチャーセンター「こはく」で行われたイベントです。

「KUMIKIワークin石巻」

https://www.facebook.com/events/604507829569037/

 

今回はとにかくフューチャーセンターという絡みで知り合わせていただいていた岩井秀樹さんが開設された空間「石巻フューチャーセンター『こはく Co Hack』」に寄って岩井さんとお話がしたかったというのがありました。ちなみに石巻は震災後2度目の訪問で、前回からの変化などを感じながら石巻を回りました。

 

開始時間ぴったりに「こはく」に着くと、既に数名いらしていましたが、すぐには始まるでもなく、ゆるい感じで始まりました。ある程度人がそろったところで、参加者の自己紹介となぜこのイベントに参加したかを語ってもらい、その後、KUMIKI PROJECTの桑原 ユウキさん(株式会社 紬)からこのKUMIKIについての説明を伺いました。

 

(詳しくはこちら)

フレキシブルでナチュラル。ブロック感覚の木材パーツ

 

 

説明を聞いた後は、岩井さんから「あの一角に作りたい」という言葉のみでワーク開始。簡単なイメージ図は壁に描かれていきました。*1

私も特にファシリテートは意識せずに、参加者全体をチームと考えて各自の行動に任せて少し様子を見ながら、自分の役割を模索しました。場と参加者の関係性から徐々に行動が見えてきたので、自分はある意味部品づくりみたいなことを始めました。

 

場では、KUMIKIでの作業を始める人、KUMIKIでの企画を相談し始める人といろんな動きが起き始めます。そのゆるさというか、「主体」の集まりが私にとっては「コワーキング」的でもあり、いい感じでした。※そもそものスペースの問題で全員がいっせいに作業することもできない状態でしたしね。私が少し離れたところで部品作成作業をしていたところ、こはくをのぞきこむ青年がいることに気付いて、思わず声をかけてしまいました。すると、この空間が気になっていたという子で(実は何度かは訪れていたみたいですが)、岩井さんに紹介していっしょに作業を始めてくれました。後で岩井さんとも少し話しましたが、やはりいつでも来れる「空間」があることと、場のあるフューチャーセンターでは「地域性」が活かされることを実感しました。彼自体は時間の都合上途中で帰りましたが、受け入れることができる状態ってすごいなと思いました。そういうことができるファシリテーターでもありたいと。

 

さて、自己組織化されたワークチームはどうなったかというと、途中で作業メンバーの入れ替えなどもおきたり、「棟梁」的な役割が現れたり、見た目の指摘、作業の戻りをどこまで行うかなどの判断が全て対話によって行われました。その場での「合意形成」的なものが自然と出来上がった感じです。KUMIKIブロックの数の問題や、時間の都合上、「完成」は見られませんでしたが、十分「一角」がKUMIKIによって、雰囲気が変わりました。これは、クリエイティブな会議室がないからうちはフューチャーセンターは無理という感じのオフィスにもぴったりだし、一部「木のぬくもり」が欲しいコワーキングやオフィスには有効なものと感じました。チームビルディングの研修にもつかえそうでしたので、一度ワークショップやってみようかなと画策中。そして、そうこう考えている内に作業もラストスパート!

 

 

そして、作業開始の13時半から経過する事3時間。その永遠に未完成のままだね。と言われた一角は今日の終わりを迎えました。

 

石巻で新たな人にも出会い、以前から知りあっていた方たちとも交流ができて、満足な1日でした。前回の東北訪問では行けた女川に足を運べなかったのは残念でしたが、また「こはく」に来たいと思いました。それから岩井さんに会いに出かけたいのと、このKUMIKI PROJECTとのコラボも仕掛けて行きたいと思ったので、コワーキングな方々、フューチャーセンター系の方々、また社内での研修を担当される方々、いろいろ相談させてください。もちろんこのブログから何か動き出したくなった方は相談してください。HUBとしての自分の役割も活かしたいと思ってます。

 

また東北には行きたいと思います!

*1:こはくの壁はホワイトボードなので、壁に描く感じです。