会議を始める前に行なうべき10の事 その8

会議の成功イメージを描く…というのはもしかしたら会議についての勉強会では言われたりするのかもしれませんが、会議の前には実は「ネガティブさ」も大事だったりします。正確には失敗の脳内シミュレーションで、自分の中の気がかりや、予想されるネガティブな方向、そして自分の中に隠れている怒りやら悲しみやらを探しだしておくことが大事だと考えています。

 

怒りや悲しみ、または「カッとなった」は自分の価値観に触れた時に起こるものと捉えていて、会議の進行役がこれを会議中に出席者に見せると、あまりいい事はありません。影響の方向はさまざまなので、絶対見せてはだめというわけではありませんが、進行役が怒りを見せたら出席者とあまり良くない関係性に変わってしまうでしょうからお勧めはできません。そこで事前に会議に置ける自分の価値観の確認と、悪い流れや感情的な内容になった時の進行役としての平常心を保つためにも、ネガティブ力を発揮して想像しておきましょう。想像しておく事で、まったく同じ悪い流れでなかったとしても、対応できる「心の余裕」は用意されます。時々、私の目付きが悪く肩で風を切ってぶつぶつ言っているのを見かけた事がある人は「ああ、大事な会議があるんだなぁ」と見守ってください。(笑)