やっと自分の言葉で「イノベーション」についての説明ができた

イノベーション」という言葉にうまく向き合えず、でも素通りもできずにいましたが、昨日、天野勝さんに聞かれて答えた内容でなんとなく向き合える気がしました。

 

実は「イノベーション」に私の中では近い存在の「フューチャーセンター」も同じ感じで向き合えてなかった時がありました。テーマや会社、団体、組織、ビジネスに対して、過去からの延長では到達することはできないところへ…とか、今を壊して新しくするという感覚が強くて、「過去」も「今」もある意味「否定」している感じが馴染めなかったのです。(ま、本質はもともとそういう解釈ではないのでしょうし、自分勝手な解釈で悶々としていたというところでもあると思いますw)でも、ある時からフューチャーセンターについては、今までのやり方に「足す」一つの手法として捉えるようになり、フューチャーセンターの持つ「要素」自体は、「過去」と「今」に存在していたものを活用するだけのことだと説明するようになりました。今までの想い、努力、歴史、関わりがあるから、「未来」に向けてフューチャーセンターという手法が活きるのだと…。

 

というわけで「イノベーション」も同じで、今までその組織やテーマで使っていなかった筋肉をつかって物事にあたるようになるだけのこと。最初のうちは使ってなかった筋肉だから傷めることもあるし、もともとの動きに影響が出てマイナスに働くこともある。でも、「進める」ために選んだのなら、もしくは気付いたら勝手にいつもと違う筋肉が鍛えられていたとしたら、とはいえ自分の体の一部だから、いたわったり、休めたりして状況を見ながら(対話しながら)進んでいく。

 

もちろん、「過去」や「今」に捉われずに「無」から何かを創り上げることのすごさも可能性も信じてますけどね。

 

よほど自分が「無」から関わってない限り、「過去」と「今」には敬意を払いたい。その上で共に進むなら、全力でファシリテーションする。(全力でファシリテーションってどうやるかはわからない&そんなファシリテーションがあるかも不明ですがw。)自分だけでは何もできないことはもう嫌というほど分かっているから、場と人に寄り添うことはする。小さいことでしかないけど、「さっきよりちょっといい感じ」…。それを繰り返すだけなので、何が起こったかも、何が変わったかもわからないかもしれないけど、気付くとすごいことになっている…。しかも周りからみたらすごいことになっている。そういう人も場も知っているから、こんな話を書いたのかもしれない。

 

後、まったく別の話かもですが、人と人とが無理やり出逢っても、何も起きない。こればかりは必要な「背景」が揃ってないとだめだという感じは理解できるようになってきた。昔はほんとに「場」と「人」と「人」を無理やりくっつけようとしてたからなぁ。(遠い目)

 

ま、走り書きした内容なので、オチはなかったりします。w