僕がRSGT2020のプロポーザルに「わかりあえないことから ~「あいつら」とどう向き合うのか ~」を出した訳

毎年熱い議論と、熱意のある講義が繰り広げられるギャザリング「 Regional Scrum Gathring Tokyo」通称「RSGT」。来年、2020年も開催されるということで、公募セッションに、以前からコラボしたいと思っていた開原さんと応募しました。
わかりあえないことから ~「あいつら」とどう向き合うのか ~
(投票よろしくお願いします!)

2人の今、話したいことを探っていて、見つけたものが「わかりあえない人」たちとの仕事の話。もちろん、分かり合えないなら、一緒にやらなければいいとか、そこから逃げればいいという話でもありますが、何か物事を進めていくと、だいたいこの「分かり合えいない人」という存在が現れ(最初っからいたという話でもありますが…)、そこを素通りするわけにはいかない時が訪れる。これについては私と開原さんそれぞれ違う立場、役割なので、文脈はもちろん違いましたが、素通りできない状況は同じでした。

 

この「分かり合えない人」との話は私にとっては昨年2018年11月にあったアダム・カヘン氏の著「敵とのコラボレーション」という本の出版記念イベントで印象が残っていて、その本の中で「敵とのコラボレーション」ストレッチコラボレーションは最終手段という位置付けであることにすごく共感したことを覚えています。(図はイベントの時に描いたものですが、ピンボケですみません)最終の手前には、
1.強制
2.適応
3.離脱
という手段が取れて、それらよりもコラボレーションの道を模索するというのは、それだけエネルギーも大変さもあるという感じでした。

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敵とのコラボは最終手段

なぜ、このテーマでプロポーザルを出したかというと、基本傾聴な自分が珍しく、みなさんに伝えたい…と思ったからなのです。スクラムを進める上で、もしくはスクラムではなくてもプロジェクトを進めていく上で、複数人で実施していくと、必ず上司、または関連部署に、1人か2人、まったく感覚が合わなくて、「この人とは仕事しない…」と思う人や、こっちのやろうとしていることを阻害してくる人がいます。その人との向き合い方って、なかなか会社の中では教えてくれません。最近だと、チームがうまくいって、そのまま組織に展開していこうとする時に一歩踏み出しにくくされています。「始まらない」面白みのなさより、「始まった」けど、この先わからない」という方が面白みがあります。つらさよりも面白みを…。

 

今回のセッションでも伝えたいメッセージの1つとして、もうみなさんも耳にタコができるくらい聞いたことがあるかもしれませんが「他人は変えることができない。まず自分が変わることから始める」という話で、「分かり合えない人」に対して、自分の意識をどう変えるか…。自分の行動をどう変えるか…。そのあたりについて話したいと思っています。

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敵とのコラボレーションの話を聞いて描いた図

公募セッションなので、プロポーザルへの応援うれしいです!
アカウント作っての投票でお手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2020/proposal/11916

 

書籍はこちら。 

敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法

敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法