話し合いや会議の場でのファシリテーターについて

私はダイアログ・ファシリテーターと名乗ることが多いです。

簡単に説明すると、人が言葉を交わしながら何かをする場を進める役目となります。


ファシリテートする「話し合い」という場について
必要なのは、集まる場所と人と話し合うテーマだけ。集まる場はオフラインでもオンラインでもどちらでも大丈夫で、人は独りで自分と話すもありですし、大勢ならばグループに分かれて行えますが、参加者全員がひとつのグループで話し合うのな今の私では12人が最適と決めています。テーマはテーマを決めるところから開始というテーマでも、テーマは集まる人が持っているでもありです。
終わった後によく「いつもと違ってよく話せました」や「なんかいい感じな話しやすい時間でした」という言葉をいただきます。「いつもと違う」のは、話し合いに第三者がいることによる影響があるかも知れません。いつもは参加者全員が話し手になれていないかもしれないですし、関係性と主張をお互いに知っているからこそ、空気を読んだ発言を心がけることで時間内に話し合いを終わらせる努力をしているかもしれないです。「なんかいい感じ」は、いつももしかしたらなんかいい感じが少なくて、例えば、部屋が暑い、寒い、眠い、気になることがあって集中できない、喉が乾いて言葉が発しにくい。はたまた部長の飲み物がないから用意するかどうかずっと気になって発言できなかったかもしれません。それから、何を話しているのか分からなくなったり、どうにも話が噛み合わなかったり、そもそ自分の話を聞いてもらえている気がしなかったりしていたのかもしれません。


ファシリテーターとして私ができること
私のできることは、話し合いの前に話し合うための打ち合わせをすること、話し合いをする場所を話し合いをするための場所として整えること、そして参加者には話し合いに集中してもらうことだけです。話し合いの間には、話の流れを追い描き、参加者全員を話し手として・聞き手として接します。沈黙や視線、時にはため息も発言であると考えているので、話し合いはいろんな発言で成り立っています。そして、結果をどう扱うかも意識しています。


話し合い自体は成長します
それから、みなさんも経験があるかもしれませんが、話し合いは「いい感じ」を体験すると、参加者の話し合い方も成長します。私が居なくても話し合えるようになるのは当たり前のこととして考えています。もちろん、体験後にファシリテーターとしてやってみることもできるでしょう。自分なりの話し合いのやり方をするのに知りたいことがあれば教えます。


身近な話し合いを全員でやりたい場合や、話し合いに集中した話し合いをしたい場合、講演後に参加者で話し合いをしてもらいたい場合などに第三者に頼んでみてはどうでしょうか。