コワーキングから学んだ事
この記事は、コワーキング Advent Calendar 2014の15日目の記事として書いています。
昨日の育てるコワーキング札幌プロデューサー 能正 章寛さんからバトンを受け取りました。
能正 章寛さんの「【育てるコラムvol.1】コワーキングってなんですか?」を拝見させていただきましたが、なにより「育てるコラム」ってシリーズがいいなぁとか思ってしまいました。
【なぜ、アドベントカレンダーに名乗り出たか?】
さて、多くのコワーキングスペースオーナーの方に混じって企業勤勤めな私が書くのはなんで?という話になりますが、簡単に言いますと、コワーキングスペースを作りたくていろいろ考えたり試して今のところ「企業内コワーキングスペース」という形でどうにかコワーキング界隈との接点を持たせていただいている感じです。(笑)
【コワーキングスペースから学んだ事】
以前は仕事で外出した時に、コワーキングスペースを利用させていただいたり、コワーキングのカンファレンスのお手伝いなどもさせていただいた経緯もあって、いろんな人からコワーキングスペースの話を聴かれることがあります。その時にいつも言っていることがあります。
コワーキングスペースはコワーキングスペースに集まる人をカスタマーとして見るならやめなさい、コミュニティメンバーとして扱うならばやりなさい。
これはもう数年前に参加したコワーキングスペースについてのカンファレンスの時に聴いた言葉ですが、凄く私が共感したというか、コワーキングスペースが単なるハコモノでもないし、「サービス」ということではないという考え方が、ちょうどその頃ITの社外勉強会の裏方をやっていた私には響いたのです。
その後、社外勉強会のコミュニティでコワーキングスペースを持てないかと考えたり、試しに企業の会議室を1日コワーキングスペースとして解放してみたりしましたが、やはりそのスペースに来てくれる「人」に対してどうするのか…、そして来てくれた人どおしをどうカタリスト(触媒役)として接するかが大事なのだと学びました。
私はファシリテーターです。この学びは今はコワーキングスペースはやっていませんが、ワークショップ、研修で活きています。その言葉を聴いた時から、場を作る時には、初めて会う人も、いつもの人も、その場かぎりの関わりだとしても、参加者はコミュニティメンバーとして扱えるようになったのです。
今は社内の交流も考えたエンジニアの任意参加の自習室を週に1度作っていますが、私に取ってはコワーキングスペースのつもりでやっています。どの部署から来た人たちもコミュニティメンバーとして接する。何を期待して参加して、何をするか、何を得るか、それに寄り添う感覚…。その中には誰も来なくて、自分だけで店番というような気持ちも味わつつ(笑)。
【まとめ】
単純ですが、「コワーキングスペースがコミュニティスペースの1つである」というのが学びという話でした。そしてそのコワーキングスペースで行なわれているやり方は、工夫は、他の形態のコミュニティスペースにも活かす事ができるということです。
さて、次の方はhoshiyama.takaakiさんです。どんなコワーキングな話が飛び出すか、楽しみです。
*1:
昔のブログを確認したら、正しくは「Coworking spaceにつどう仲間を Customer として捉える bussiness なmindsetからまず離れて下さい。Coworking のmindsetは、community builder なのだから。」でした。New work CityのTony氏の言葉