RSGT2020の8つのプロポーザルに関わっています

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一番最初に作ったのは「2」の自分1人で行うワークショップのプロポーザルでした。スクラムという文脈の中でファシリテーションという視点を持ちたい。そう思う自分自身の為に考えたワークです。スクラムマスターとファシリテーターの2つの役割を行き来する時もあるという考えで自分の得意なファシリテーションに特化したものをお伝えしたいと思いました。

その後、すでに2018年、2019年のRSGTで実施させてもらったワークショップ、3,4についてプロポーザルをチームで出しました。プロジェクトマネージャ保護者会の「プロばこ」はいろんなイベントでそのイベントの背景に合わせて変化させて提供してきた実績から、その変化部分を届けてみたいという話に。今年やらせてもらった「ケンカできるチームをつくるワークショップ」自体は、RSGT2019以降、企業内でも実施していくことにもなり、ある意味恩返しの部分と、実は今年やった時の改善点も見つかっていたことから、メンバーで協議してプロポーザルを出すことになりました。これらは自分のプロポーザルというよりはチームのプロポーザルで、メンバーとして参画している感覚です。

5,7については個別にファシリテーターとしてお声がけいただいたので、快諾させてもらいました。ファシリテーションを実施する場にお声がかかるというのはそんなに多くはないということと、原則「誰のファシリテーター依頼も断らない!」という私のポリシーに基づいてお受けしました。RSGTの自分が関わっているプロポーザルが多くなっているというのはわかっていましたが、自分が役立てるのはファシリテーションだけですから、感謝しかありません。

1は、別のところでも書きましたが、ある時期、RSGTタッグマッチな感じが漂った時期があったと個人的に勝手に思っていまして、「これはタッグ組んでみたい人とでなければ!」と勢いづいて開原さんにご相談して受けていただきました。2人で何をしようか企画を考えるところからお付き合いいただきましたが、20minでの発表枠という自分にとってはかなりチャレンジな内容です。参加者と何かを行うワークショップ型が自分の得意分野という意識もあったのですが、敢えての挑戦です。対話型組織、コーチングといった背景を持ちながらプロポーザルを出すということを通じて、いろいろ語り合わさせてもらったので、勉強になりました。


6はこれまた別のイベント「パタンランゲージ・インタビュー」で中埜先生と蜂須賀さんとでやっていただきまして、その時の縁からスタートしたものです。中埜先生を、パタンランゲージを、RSGTの世界に繋いでみたいという思いを蜂須賀さんと話して、企画になりました。ワークショップの企画を三人で考える時間でさえ、学びの時間になっていて、これはどこかででも発表したいと思う内容になっています。

8は最後に登録されたものです。湯前さんから「考えているものがあるのですが、自分では後少し生み出しきれていない」といった内容のご相談をいただき、すぐに伺って壁打ち相手的に話をさせてもらいました。聞いていくと、いつもながら湯前さんの自分自身の状況と思考から新しいものを生み出す能力はすばらしくて、単なる発表よりも実際に使ってもらえるものにすることで良いものになりそうだということが見えてきました。ワークショップ形式にするかは湯前さんも迷い、最終的にワークショップで…という判断に至ったところで、「一緒にやりましょう」とお誘いいただきました。これ自体は息の長いものになっていきそうなので個人的に楽しみにしています。発表していくことで育っていく手法もあるということで、これも展開していければうれしいです。


このブログを書いてどうなるのか…とも考えたのと、言い訳じみてしまうのかもしれないとも思ったのですが、自分自身はともかく、組んでいる人たちとそれぞれにしっかり取り組んでいることであることを伝えたいとも思ったので思い切って書きました。


いずれにしても、2020年のRSGTは楽しみでしかないです。これだけ多くのプロポーザルがでて、それぞれに本気で作って生み出されることになったのですから、すごいです。話し手に回ること。それが一つの学びの形でもありますし、成長させるきっかけにも、自分のセルフブランディングにもつながっていくものだと思います。

先日、技術書典7という同人誌の即売会で、これだけ多くの「書き手」が生まれているだという状況に感動したばかりですが、RSGTや社外のカンファレンス、イベントで多くの人が「話し手」になっている状況もまたすごい面白い時代です。

もし、あなたも何かプロポーザルを出してみたいのかも…と思ったら、その火種を消さずに、その火種をしまわずに、書いてみて欲しいです。一緒に楽しみましょう!