キャリアパスのない場所で

ITの業界にはキャリアパスのない場所がある。

そこでは自らがキャリアパスを生み出さなければならない。
何がしたいのかを自分の言葉で、本能で語れ。
自分で考えていいということに気付く時間だ。

IT業界で提示されているキャリアパスは、プロジェクトの役割とつながってできている。
しかし、常駐型(SES契約)の参画ではその役割をこなすことはない。
つまり、その描かれたキャリアを目指すことはできない。

そこで問う。『あなたは何ができる?』ではなく『あなたは何がしたい?』
今の自分が未来に何をつないでいけるのか考える時間が来たと。

雇う側にはあなたを育てる義務はない。
自社は育てたいがどう育てるかを明示し、実行しているところは少ない。
定時後に自社に戻って社内勉強会が行われても、戻れることは少ない。
そして、社長あたりは「会社を良くするためにがんばってほしい」と言うが
そんな『良く』の内容も方向もない言葉に意味はない。

誰のための良さか?
なんのための良さか?
社長のための良さなんていらない。

自分たちのための良さ。そこにはモチベーションが生まれる。

提案したいのは、営業さんにメンターとしてのスキルとキャリアカウンセラーとしてのスキルを持ってほしい。
案件の話だけではなく、営業さんの訪問には夢があって、新しい事業が生まれることもあるだろう。
自社の「戦略」にあなたのチカラが活かされる。

私は、そんな世界を創るために前に進もう。