ファシリテーターの弟子

2015年07月25日(土)に仙台で行われたIT勉強会にファシリテーターとしてJoinしてきました。
この仙台での「レッツゴーディベロッパー」という集まりには、今年で3回目の関わりを持たせてもらっています。

昨年までは自分自身がメインのファシリテーターとしてオープニングからクロージングまでの場作りをしていましたが、今年は、メインは現地の方にお願いしたいとしました。つまり今回の依頼はファシリテーターの弟子を現地に…という内容で受けさせてもらったのです。


【提供したこと】

1.事前セッションデザイン(対面)
2.当日までの調整
3.当日ファシリテーション
4.当日クロージングセッションデザイン
5.当日クロージングセッションファシリテーション
6・ふりかえり

【詳細】
[1.事前セッションデザイン(対面)]
事前に対面で勉強会全体を通したファシリテーションのデザインを一緒に行いました。


[2.当日までの調整]
それから当日までは、勉強会の内容が決定されていく度に修正ポイントがあるかを見ていって、今回は特に大きくクロージング前のセッションに変更があったりもしたので、2日前くらいからどどどっと修正を加えて、オンラインでの意識合わせを行いました。

勉強会自体の大まかな流れは以下の感じです。

0.受付開始(担当)
1.オープニング(担当)
2.基調講演
3.講演1
4.講演2
5.ワークショップ
6.クロージング(担当)


[3.当日ファシリテーション]
個人的には「0」の時間も含めて「6」までの流れを整えていくのファシリテーターという役割と考えているので、担当箇所以外の時間も大事な時間。「担当」箇所についてはメインファシリテーターをサポートするCo-Facilitatorとして場に関わらせてもらいながら、ファシリテーターの弟子の状態などもチェックしていました。


[4.当日クロージングセッションデザイン]
そして、「5」の時間がスタートするのを見届けた後、「6」の内容を即興で場にアジャストするデザインをメインファシリテーターの感覚・考えを元にして、考えていきました。デザイン時にひとつ顕著に表れたこととして、私自身の「暗黙知」の存在がありました。特にゴールイメージからプロセスを得ていく部分については手段は比較的でやすいのですが、導入というかプロセスにおける「伝え方」の部分はかなり経験値からフィードバックされている内容であることに気が付きました。

それから、「5」の1時間程度という短い時間の中で、アジャストしていく即興性のある時間はすごく学びが多いこと。そして、その場で考えたことでホワイトボードに説明を書いたりと準備をメインファシリテーターが行い、スタッフの方々にも協力していただき、「6」に向けて整えていきました。


[5.当日クロージングセッションファシリテーション]
クロージングのセッションはグループでの対話がメインにしてそこから個人で自分事を持ち帰れるような流れを考えましたが、みごと、メインファシリテーターの方はそこまでやり切りました。

【終わってみて】

ファシリテーターのやり方は、ひとの数だけ存在する」

今回、弟子という形を取ってみて、改めて思いました。まだ、ふりかえりが残っていますが、次に弟子の話が出た時は、さらに弟子の方との対話がキーになりそうだなと思いました。

この勉強会に誘っていただいて、今回、このカタチでのファシリテーションの提供を受けてくれた綿引さんに感謝。
そして、遠隔地での場作り・ファシリテーターの学び・実施に付きあってくれた松浦さん、現地で共に場を作ってくれたスタッフのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました。