小室淑恵さんに学ぶ自分らしい最高のキャリアとライフの見つけ方
この日は偶然の出会いから拡がった女性主催のコミュニティイベントへの参加でした。
「素敵」に、「素直」に、「素」の自分。というコンセプトをお持ちのコミュニティ「My素tyle」さんと講演者の小室淑恵さんの経営される会社「株式会社ワーク・ライフバランス」の共催という形で行われたイベント。
ちょうど嫁が産休を取っている時期だったのと、IT界隈で「ワイフハック」という言葉が使われているということで、興味のベクトルも向いていたところだったので、男性は少ないかもと思いつつ参加申し込みしました。が、実際には男性も予想以上に多くてびっくりしました。
そして、200名規模の開催で、ほぼ満席の盛況ぶり。ワークライフバランスに対する関心の高さを知ることができました。もちろん、スタッフの方々の努力の賜物ともいえます。お疲れさまでした。
お話は、小室さんの設立された株式会社ワーク・ライフバランスの出来事や、事業の話もからめながら、最初は「なぜワークライフバランスが今の企業に必要なのか?」というか「なぜ企業に受け入れられるのか?」という話。この辺りは企業へのプレゼンのような感じで、この内容のプレゼンならば企業は取り組む価値を感じるなぁと思いました。というわけで、小室さんのお出しになった著書「小室淑恵の即効プレゼン術」も講演後に会場でこっそりと買いました。w
ワークライフバランスについては、このイベントのプレゼントにもなっていた著書「人生と仕事の段取り術」を読んでいただくか、小室さんんのプレゼンを企業に呼んでいただいたしっかり話を聴いていただくとして、私が印象に残ったのは4点。
- 妻の仕事への愚痴はストレス発散であって、仕事が嫌いなわけではない。
- 夫婦が働いている家族の朝の家事は夫にむいている。なぜなら化粧の時間が妻よりも少ないから。
- 定時に帰るにはドタキャンをしたくない予定を定時後にいれること。
- ワークライフバランスの実践によって、「考える社員」が育つ。
1番目は実は私もそれを経験したことがあり、嫁が話す会社の愚痴についてアドバイスで返して煙たがられました。これを聴いて「答えを求めてない」仕事の話も大事だと思いました。2番目は小室さんが少し冗談の話として出されたのかもしれませんが、私にとっては「家事」という仕事をどう分担するのかということについてのヒントになった気がします。3番目はこれも自分の経験にも結びついていて、勉強会に出るためには定時に仕事を終わらせる必要がありました。
4番目はワークライフバランスの企業導入におけるポイントにもなりえる話でした。特にIT系の仕事場で指示された仕事をこなすだけという「考えないエンジニア」や、仕事が忙しくて勉強する時間がなかったり、今の仕事のことだけしか見えなくてビジョンを持てないエンジニアが多い業界的現状に対して、ワークライフバランスの取り組みが必要な要素という風に感じられた内容でした。3番目の話にも結びつきますが、私自身も勉強会に出るためにどう時間を捻出するかで仕事を効率化したり、段取りの仕方を変えたりと考えました。今は自分も勉強会を開催している立場なので、ある意味「魅力的な勉強会が企業を救う」という世界になるといいなぁと思いました。
ワークライフバランスが「福利厚生」という位置付けの時代から、「経営戦略」として実行する時代になる。これは一つの時代の「シフト」だと感じました。
講演内容の感想とは別にちょっと講演についての感想
今回、女性主催ということもありますが、ワークライフバランスの実践や、仕事におけるキャリアについてがテーマになっていると感じて参加したわけですが、実際には前半は先にも書いたとおり、企業におけるワークライフバランスの必要性についての話。もちろん後からじっくり考えると、企業に必要なのだから、決してできないことではない。という論にもつながるなぁと思いましたが、実際にその話の時には参加者でメモを取ったりうなづいている人が少なく感じました。(話の途中でそんなことが気になって、ついてまわりをきょろきょろしてしまいました。w)土曜日と言うことで私服の人が多かったので、参加者のポジショニングはさらに分かりにくいものでしたが、話している内容への興味の惹き方というか、なぜその話をしているのかというのを参加者へのフォローとして説明してもよかったかなと思いました。
知り合いの知り合いでつながった今日の参加でしたが、いろんなものを得た気がします。
そして、DevLoveというIT系でのコミュニティでも「女子会」という案が去年出ていたので、それを実現したなくなったり、コミュニティへのIT支援をしてみたいと思ったりもしました。
最後に誘って来てくれた友人に感謝。そしてスタッフの方々に感謝。My素tyleさんの活動もワークショップ・コンシェルジュの提供リストの1つになりそうです。
以下、今回手に入れた本
- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/01/19
- メディア: 新書
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- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 単行本
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