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社内研修に対話とファシリテーションを持ち込んでいる話

弊社の社内エンジニア向けの研修の中に対話を活用した研修があります。

暗黙知形式知にする研修と技術の不安要素をなくす研修が自分がファシリテーターする研修の中でも現場に活かしやすい研修だと手応えを感じています。

 

暗黙知形式知にする研修

何回か実施していますが、例を挙げると、「バグの修正」をテーマにしたものがあります。内容はワークショップ形式でバグの報告を受けてからバグ改修の報告をするまでの各自の行動を1つ1つ時系列で書いてもらうことから始めます。それをファシリテーターを交えながら、他の人のと比べてみて対話をして、最後に今後の自分なりの修正イメージを作ってもらうという内容です。実施した時に起こったこととして、他の人に見てもらうと思考的に飛んでいる箇所が見つかり、つまりは意識できてないけど脳内で判断していることや、行動として明示出来てない箇所が見つかったりします。明示できてない内容というのは、気付けても本人だけでは明示化が難しいこともあるので、ファシリテーターが質問を行なう事で言葉にしてもらいやすくします。また、他の参加者からの言葉も借りながら進める感じです。まさにこの部分が対話にあたると考えています。特にこれらの研修は基本プロジェクトコミュニティメンバー単位で行っていて、リアルな言葉で伝えやすい仕組みを心がけていますし、プロジェクトコミュニティメンバーには常駐の外注さんなども含みます。チーム全体で学ぶ事で、共通の知識になるので現場での活用がより容易になります。

 

不安要素をなくす研修

もちろんそんなタイトルの研修ではなく、新しい技術や今のプロジェクトにはない手法や設計についての研修で、経験者からの経験談をメインにしつつ、受講者の質問ベースで行う研修です。ここでもファシリテーターが入りホワイトボードにファシグラしながら対話になるように場を作ります。ポイントはあまり詳しくなりすぎないこと。受講者の「ちょっと調べたり本を読んだけど、自分の解釈であってるか不安…」とか「知らないから妄想が膨らんでる…」に対して有効かどうかを優先しています。つまり個人の納得感が大事で、チームでの共通認識という意味での共有が目的ではないので、個人事による多少の空中戦はありで、自分の言葉で話すことが大事だというスタンスで場を作ってます。

 

社内でデザインできる研修はプロジェクトコミュニティ(チーム)を把握して、対話における関係性を考慮するとより充実した研修になると考えています。それが社内でデザインする良さでもありますし、プロジェクトコミュニティのファミリアリィを活かして研修をデザインするということが必要になってくると思います。