プロジェクトにおけるファシリテーションについての個人的見解
アジャイルサムライを読み直しながら、プロジェクトに関わる人の集合体(プロジェクトメンバーだけでなく、お客さんやパートナーさんなど含む全て)をプロジェクトコミュニティと捉えることは大事だなぁと思った。そして活用するツールやプロセスの目的を「問い」や「テーマ」と捉え、扱う対象が「人」とくれば、ファシリテーションできるなと…。
いろんなイベントやコミュニティに関わり、参加してファシリテーターやセッションデザイン、普通に参加とやってきて、絶対ではないけれど、テーマオーナーとメインファシリテーターは別の人が担当した方がよいかなと感じていて、これはプロジェクトにおいてもプロジェクトマネージャーとは別にファシリテーションに特化した人の存在が活きるなと思いました。
プロジェクトにおいて「コミュニケーション」がしばしば課題として扱われる場合がありますが、その解決を個々人のコミュニケーション能力やマネージャー、リーダーのリーダーシップに任せて(責任を負わせて)います。私の個人的なつぶやきとしては、人の関係性を扱うのは、第三者的な存在というか、他への、特に利害関係のコミット責任が少ない人が担当することがよいのかもしれないなと…。
ま、つまりはファシリテーターとなるわけですが。(笑)
ファシリテーターがプロジェクトコミュニティに関わる場合、プロジェクトのコアメンバーのメンターを担うことも大事で、プロジェクトコミュニティの持つテーマ(ゴール)を指針に動くには必要な気がします。
そして、これはStartupWeekendTokyotoに会場提供させていただいた時に場を見学できた経験と、翔泳社さんの未来会議をプロのアジャイルコーチの方々といっしょに場を作らせていただいた経験から、本気で外部から参加者たち(これも一つのコミュニティですが)に自分の専門領域を駆使して関わるすごさをしって、プロジェクトにも節目節目でポイント的に関わる人の存在はある意味「あり」かなとか。
アジャイルコーチなどがファシリテーター・メンターも兼ねれば…ともなりますが、誤解を恐れずに言うと、その関わるコミュニティで「管理」や「軌道修正」を担う方は、時として圧倒的な存在である必要があり、メンターをやるとなると苦労しそうだなと…。(^-^;